デザイナーズ住宅の施工例集

  

"デザイナーズマンションは打ちっぱなしのコンクリートの壁だとか
素敵な家具などのイメージが強くて、
使い勝手が悪いのではないかと思ったときがありました。

友人がデザイナーズマンションに引っ越したのですが、
台所は必要なものが全てまとまっていて大変機能でしたし、
トイレやお風呂も使いやすく、大変便利だと言っていました。

その上に家賃はお手ごろなのだそうです。
立地がいいこともあり、私も引越しを検討したいと思っています。
  

日本の住宅は限られた敷地の中で洗練されてきました。
そのかいあって無駄を省いた合理的なプランを追求できています。
その反面素材感や、無駄なディスプレイはオプション化されてしまって
均質な住宅デザインに傾倒しているともいえます。

火のともされない暖炉風のディスプレイ
といったデザインも
頭では分かっていても
使い勝手を想像できないために
作られることは少ない。
逆を言えば使い勝手の想像のつかないものや
素材感を優先したインテリアをつくることで
個性的な空間を作り出すことが可能になってきます。

白くシンプルな空間でも
まったく使い勝手の分からないものを挿入することによって
千差万別の空間を創ることが可能になるのです。  

日本人のインテリアの感覚はあっさり目が多い
まれに鮮やかな色の内装をドラマや映画で見かけるが
実際に自分でやるのは勇気がいる。
ところがこの色の濃い内装というのはできてみると
案外と面白いし、いてもそんなに違和感なく
楽しくなってくる場合がある。
遊びでいくつかの部屋の色を思い切ってみるのもあり、
扉を開けるのが楽しくなるかもしれませんね。